アイシー 第8話 3月11日(火)
第8話 それぞれの選択~明かされる土屋の想い 3月11日(火)
柊氷月(波瑠)率いる柊班は、遺体で見つかった花形紗奈(大出菜々子)の捜査を続けていた。
氷月の力になりたいと話す土屋健次郎(山本耕史)だが、氷月は監察官の貝原松也(今井朋彦)と通じていた土屋のことを信じられない。土屋は「これ以上の指示には従わない」と貝原に言い放つ。
一方、紗奈はライブ配信者・ライバーとして活動しており、ネット上で「黒うさぎ」を名乗っていた。SNS上には「私は穢れた黒うさぎ。先立つ不孝をお許し下さい」という、遺体の側にあったカードと同じ言葉が残されていた。
紗奈の恋人・進藤大地(濱田龍臣)は彼女のライバー活動を知らなかったと話し、複雑な心中を語る。
黒うさぎのファンだという氷月の妹・陽菜(加藤菜津)は、氷月にライブ配信について話をする。それを聞き、「投げ銭」という言葉が気になる氷月。
木皿啓介(倉悠貴)はリスナーたちから黒うさぎへの投げ銭額を調べ、彼女がおよそ1000万円の収入を得ていたことが分かる。中でも「サッドハッター」という人物は一人で800万円ほどを投げ銭していた。黒うさぎとサッドハッターは実際に何度か会い、他のリスナーからは批判の声が出ていたという。木皿たちはリスナーから話を訊くが、サッドハッターの素性は突き止められなかった。一方、土屋は柊班から離れ、単独で貸金業者に張り込んでいた。そこに紗奈の父親・龍二(波岡一喜)が現れて…。
アイシー~瞬間記憶捜査・柊班
■放送日時
毎週火曜日
午後9時
※初回放送2025年1月21日(火)
■放送局
フジテレビ系列
見逃し配信・リアルタイム配信
■TVer
フジテレビ系リアルタイム配信
■見逃し配信
TVer 見逃し配信
これまでのエピソード
2025年1月期のフジテレビ火曜9時枠ドラマ『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班 』のストーリー・あらすじと予告。
第7話 裏切りと誤解~窮地に立たされた柊班! 3月4日(火)
監察と通じていた土屋の裏切りを知り、心を閉ざしてしまう氷月。そんな中、森の中で奇妙な遺体が発見される。おとぎ話のように不思議な遺体に隠された秘密とは…
瑞江律(柏木悠)の殉職に対する処置として、柊氷月(波瑠)が率いる柊班は捜査一課長直属の特別待機班となる。また、氷月は土屋健次郎(山本耕史)が自分の行動を監察官の貝原松也(今井朋彦)に報告していたと知り、土屋に対し心を閉ざす。土屋は貝原にこれ以上の監視は続けられないと訴えるが、氷月を危険人物とみなす貝原は内偵を続けるよう指示するのだった。
復帰した木皿啓介(倉悠貴)の快気祝いの席で、氷月は柊班の処遇についてメンバーに伝える。ショックを受ける一同…。その帰り道で土屋は氷月に自分の行いについて説明しようとするが、氷月は聞く耳を持たない。
そんな中、森の中で黒いドレスに死に化粧、眼鏡をかけて椅子に座った若い女性の遺体が発見される。
テーブルの上には口紅がついたティーカップが置かれ、周囲にはトランプのカードが散乱し、近くの木には「私は穢れた黒うさぎ。先立つ不孝をお許し下さい」と書かれたカードが貼り付けられていた。
遺体は花形紗奈(大出菜々子)22歳。目立った外傷や争った形跡は無く自殺の可能性もあるが、現場を見た氷月は違和感を覚える。氷月は現場を「記録」し、土屋ではなく木皿を伴って早々に立ち去る。
紗奈のアパートを訪ねる氷月と木皿。部屋に入ると、中には紗奈の彼氏だという男・進藤大地(濱田龍臣)がいた。紗奈と連絡がつかなくなり、帰ってくるのを待っているという進藤に、氷月は彼女が遺体で発見されたことを伝える…。
第6話 2月25日(火)
殉職した瑞江律(柏木悠)の件で、柊氷月(波瑠)は監察官の貝原松也(今井朋彦)から事情聴取を受ける。貝原の厳しい質問に対し、正直に考えを述べる氷月。 土屋健次郎(山本耕史)は氷月の行動を秘密裏に貝原に報告していた。氷月の事情聴取について異を唱える土屋だが、貝原はその意見を突っぱねる。
そんな中、ある団地の一室で女性の遺体が見つかった。殺されたのはその部屋に住む平間幸恵(滝沢涼子)。現場には凶器と見られる血のついた灰皿が残されていた。離れて暮らす幸恵の長女・純子(荒井玲良)が娘とともに幸恵の家を訪ね、遺体を発見。その家には幸恵の次女・葉子(吉田伶香)が同居していたが、事件後は音信不通になっていた。捜査は勝村英治(新納慎也)率いる勝村班が担当することになり、柊班の土屋と穂村正吾(森本慎太郎)は応援要員となる。上から目線で指示をする勝村に不満を持つ二人。穂村が入院中の木皿啓介(倉悠貴)とともに調べた所、葉子が事件当日にアルバイトを辞めていたことが分かる。穂村はさらに捜査を進めようとするが、勝村は許可しない。勝村に詰め寄る土屋。
二人は5年前にも対立し、土屋はある事件を起こしていた。
土屋と穂村は独自に捜査を進めることに。純子に再度話を聞きに行くと、葉子の交際相手・海老塚堅斗(宮崎秋人)のことで幸恵と葉子が揉めていたとの証言を得る。
一方、氷月に対する貝原の追求はますます厳しくなっていく…。
第5話 2月18日(火)
柊氷月(波瑠)らは、西村圭一郎(三福エンターテイメント)の殺害に端を発した一連の事件を捜査していた。会計士だった西村は、投資家の奥貫純生(小久保寿人)が立ち上げた新興ヘッジファンド「ノア」で経理を担当。大勢の出資者から集めた20億もの投資に失敗し、窮地に陥っていた。脅迫状が届き、誘拐されたと思われていた奥貫は、失踪後に宮坂外科病院で治療を受けていたことが判明。自作自演の疑いが浮上していた。
事件が公開捜査になり、新たな情報提供者・岡田一郎(本間剛)が現れる。岡田は宮坂外科病院の駐車場で奥貫らしき人物とトラブルになったという。腹を立てた岡田は、奥貫が停めていた車を写真に収めていた。氷月らは入院中の木皿啓介(倉悠貴)にその写真を渡しに行く。木皿は瑞江律(柏木悠)とともに暴行犯に襲われた時の恐怖がフラッシュバックするようになっていた。氷月は木皿に、自身が負った心の傷について、そして生前の瑞江が語っていた警官としての覚悟について話をする。少しずつ前を向き始める木皿。
翌日、奥貫の車を特定した柊班は、所轄刑事の小金井大(えなりかずき)らと共にその車が停まっている店で捜索を始める。店内にいた奥貫は、警察に気づくと店の外へと駆け出して…。
第4話 2月11日(火)
公園に張られた警察の規制線。ブルーシートの中には被害者の西村圭一郎(三福エンターテイメント)の遺体が大木にもたれかかるように横たわっていた。遺体には、首を絞められた痕があり、黄色いブランケットをまとっていた。さらに胸元には、死後に付けられたと思われる謎の傷が…。不可解な傷に疑問を抱く土屋健次郎(山本耕史)と穂村正吾(森本慎太郎)。そんな二人をよそに、柊氷月(波瑠)は現場の光景を記録し、すぐさま去っていく。
西村の身辺を調べた所、マンションの購入資金を使い込んで親族中に金の無心をしており、それが原因で家族と別居していたことが分かる。さらに西村はここ最近、周囲の人間にとある投資を斡旋していたという。それは投資家・奥貫純生(小久保寿人)が立ち上げた「ノア」という新興ヘッジファンドで、会計事務所に勤めていた西村はこの会社の経理も担当していた。氷月は記憶を辿り、西村の遺体発見現場にいた野次馬の中に、奥貫の妻・梨々花(小林涼子)がいたことを発見する。
翌日、奥貫の家を訪れた氷月と土屋。そこにいたのは特殊犯捜査の刑事・池上修一(徳重聡)だった。
奥貫は3日前から失踪しており、一昨日に「夫を返してほしければ一億円を用意しろ」という脅迫状が届いていた…。
第3話 2月4日(火)
金品を奪う目的で自殺志願者を募っていた男・武田彰(竹財輝之助)が遺体で見つかった。捜査一課第3強行犯第1係・柊班に動揺が走る。武田の車のドライブレコーダーを調べると、ある男が武田をハンマーで殴打している映像が残っていた。
柊氷月(波瑠)と土屋健次郎(山本耕史)は、武田に脅され協力させられていた菊池麗華(佐藤みゆき)と小林梓(森日菜美)から話を聞く。ドライブレコーダーの男を見せられ、目を逸らす梓。
木皿啓介(倉悠貴)がSNSを探ると、ドライブレコーダーの男は佐伯克哉(町田大和)という名前だと判明する。穂村正吾(森本慎太郎)と瑞江律(柏木悠)は佐伯を確保し、署で話を聞く。
借金を返すため、SNSで殺人の依頼を受けたと話す佐伯。その依頼文には「誰か旦那を殺してくれませんか?武田薫」という文字が。しかし武田は独身だった。「武田薫」を名乗るアカウントの開示請求をすると、その登録者は安達景子…集団自殺に参加し、武田に殺された女性だった!
一方、氷月と土屋は麗華の元へ。麗華と梓が警察に全てを話したと知ると、武田は「お前も家族も殺す」と2人を脅迫していた。
その頃、瑞江と木皿啓介(倉悠貴)は安達の個人情報を知っている人物として梓から話を聞こうと試みるが拒絶され、彼女の自宅周辺で張り込むことに。そこへ不審な男・阿部智明(佐藤義夫)がやって来て、瑞江に名前を尋ねると、突然スパナで殴りかかってきた…!
第2話 1月28日(火)
工業地帯の雑居ビルで、飛び降りと見られる女性の遺体が発見された。財布も身分証も遺書も見つからず、身元は特定できない。その三日後、別の雑居ビルで、同じく飛び降りと見られる男性の遺体が見つかる。その話を聞いた柊氷月(波瑠)と土屋健次郎(山本耕史)は、早速現場へと向かう。
上の判断により、2件は自殺として処理されることに。不服に思う氷月の元に、捜査一課長・安田大丸(石黒賢)から情報が入る。それは、とある女性からのタレコミだった。
その女性・小林梓(森日菜美)から話を聞く氷月と土屋。梓は1件目の遺体は安達景子(嶋村友美)という人物だと話す。その日、たまたまその場所を訪れた梓は安達と遭遇。安達は仕事の悩みについて話をした後、梓の説得を振り切って屋上から飛び降りたという。安達の遺族に裏を取り、身元は確認できたが、彼女が亡くなった後に何者かにクレジットカードが使用されていたことが分かる。
また、安達が3人の男女と揉めた末に車に乗せられていた、との証言が。監視カメラを確認すると、男と女、そして梓が安達を車に乗せている映像が見つかる。
穂村正吾(森本慎太郎)と木皿啓介(倉悠貴)は監視カメラに映っていた車を特定・尾行し、運転していた男・武田彰(竹財輝之助)から話を聞く。武田が安達のカードを持っていることが分かり、同乗していた菊池麗華(佐藤みゆき)と梓とともに、署へと連行する。武田たちは「安達から財布の処分を頼まれた」と話すが…。
第1話 初回15分拡大 1月21日(火)
小金井署の管内にある、とある空き家で殺人事件が発生した。捜査一課第3強行犯第1係の主任である柊氷月(波瑠)をはじめ、土屋健次郎(山本耕史)、穂村正吾(森本慎太郎)、木皿啓介(倉悠貴)、瑞江律(柏木悠)は、さっそく実況見分を行う。遺体は、何年も放置されていた空き家の和室の畳の下に横たわっていた。
早々に実況見分を切り上げた氷月は、離れた場所からこちらを見ていた女性に目を留め、彼女に近づく。氷月は土屋に「7年前の12月13日14時5分に彼女を見かけた」と話す…。
遺体の身元はスーパーの店長・小山田満(水澤紳吾)だった。接客態度に問題があり、住民との間で揉め事が絶えなかったという。捜査により、小山田はどこかの場所で背中を何度も刺されて殺された後、空き家へと運ばれた可能性が高いことが分かる。
氷月と土屋は、現場にいた女性・相川遥(山口まゆ)について調べ始める。7年前、路上ライブをしていた当時16歳の高校生・浅倉さつき(森ふた葉)が行方不明になった。友人だった遥は、なんとしてもさつきを見つけようと、SNSに顔を出して目撃情報を募っていた。氷月はその時に見た遥の顔を覚えていたのだ。
氷月はカメラアイ…瞬間記憶能力の持ち主だった。一度見たものを写真のように覚えることができる彼女の能力により、柊班は高い犯人検挙率を誇っていた。
帰宅した氷月を、妹の陽菜(加藤菜津)が待っていた。食事を用意していた陽菜に冷たく接する氷月だったが、自室に入った途端、クローゼットが閉まっていることに気づき、過去のある事件の光景がフラッシュバックしてしまう。大きく取り乱し、陽菜に強く当たる氷月。彼女自身も記憶の中に消せない心の傷を抱えていた…。
翌日、氷月と土屋は遥の家を訪ねる。最初は取り合わなかった遥だが、7年前にSNSで訴えていた言葉を覚えている氷月に驚き、心を開いて話し始める。
空き家での殺人事件と、7年前の失踪事件。そのふたつを繋ぐものとは…? そして、氷月の記憶に刻まれた決して忘れることのできない事件とは?
キャスト・配役・制作
キャスト・配役
柊氷月(ひいらぎ ひづき)
波瑠(幼少期:今濱夕輝乃)
警視庁捜査一課第3強行犯第1係「柊班」主任。瞬間記憶能力・”カメラアイ”を持つ。妹の陽菜と2人暮らし。
柊班
土屋健次郎(つちや けんじろう)
山本耕史
巡査部長。柊班のまとめ役を担う。
穂村正吾(ほむら しょうご)
森本慎太郎(SixTONES)
裏表のない熱血刑事。
木皿啓介(きさら けいすけ)
倉悠貴
刑事部捜査支援分析センター(SSBC)で活躍した経歴を持つサイバー刑事。
瑞江律(みずえ りつ)
柏木悠
キャリアで現場を経験するため柊班に加入した。警察庁長官を父に持つ。
捜査一課
安田大丸(やすだ だいまる)
石黒賢
捜査一課課長で、氷月の上司。
勝村英治(かつむら えいじ)
新納慎也
警視庁捜査一課第3強行犯第1係「勝村班」 主任。土屋と同期。
戌井毅(いぬい つよし)
植木祥平
勝村班の刑事。勝村の側を離れず付き従っている。
管理官
井上康
警視庁捜査一課管理官。
赤松紳一(あかまつ しんいち)
菅原大吉
警視庁捜査一課第3強行犯第1係 係長。氷月や勝村の上司。
周辺人物
小金井大(こがねい だい)
えなりかずき
小金井署刑事課強行犯係 刑事。捜査一課の柊班に憧れ、捜査一課に配属されることを目指している。
貝原松也(かいばら まつや)
今井朋彦
警視庁警務部監査官室 室長。氷月を警戒している。
夏見小夜(なつみ さよ)
松尾翠
氷月と陽菜の母。
柊陽菜(ひいらぎ ひな)
加藤菜津(幼少期:堂口環那)
氷月の妹でヨガインストラクター。
制作
■脚本
高橋悠也
■音楽
瀬川英史
■主題歌
ずっと真夜中でいいのに。「シェードの埃は延長」(ユニバーサルミュージック)
■演出
佐藤祐市
城宝秀則
■編成企画
日高峻[1]
■プロデュース
芳川茜[1]
■制作
フジテレビ
■制作著作
共同テレビ