ドラマ

相続探偵 赤楚衛二×桜田ひより|2025年1月期日テレ新土ドラ9

 

相続探偵 第7話 3月8日(土)予告

第7話「死後認知〜七人の隠し子〜」3月8日(土)

相続探偵・灰江はいえ七生なお(赤楚衛二)の事務所に、恩師で東京大学法学部教授・荻久保おぎくぼしん一郎いちろう(佐戸井けん太)が訪ねて来る。「久しぶりにワインでもどうかと思ってね」と高級ワインを手土産に持ってきた荻久保は、来て早々、灰江に「テレビをつけてくれ」と言う。

テレビでは午後のワイドショーを放送中で、先々月に亡くなった東大教育学部名誉教授・薮内やぶうち晴天はれる(佐野史郎)の隠し子疑惑を報じていた。紫綬褒章をはじめ数々の褒章を受け、児童青年教育の権威だった薮内に、死後、7人もの隠し子疑惑が浮上したのだ。週刊誌が独自に行ったDNA鑑定の結果、薮内と7人の隠し子は親子関係にあることがはっきりしたというが、薮内の妻・佐賀美さがみ(筒井真理子)は全くの事実無根で遺産目当ての狂言だと反論しているという。

すると、コメンテーターとして番組に出演中の弁護士・福士ふくし(落合モトキ)が、「民法には、『死後認知』という制度があるんです」と解説。たとえ隠し子であったとしても、裁判所でDNA鑑定などにより親子関係を証明できれば、法律上の父子関係が生じ、遺産相続の権利を得ることができるという。薮内の場合、隠し子以外に実子がいないため、5億円の遺産は、妻の佐賀美が半分、もう半分を隠し子の7人で7等分。つまり隠し子たちは1人3千5百万円も手に入れることになる……。

しかし、薮内とは家族ぐるみの付き合いだった荻久保は「薮内くんほどの愛妻家に隠し子はありえない」と疑惑を真っ向から否定。自宅をマスコミに囲まれて引きこもっている佐賀美を救うためにも、薮内の疑いを晴らしてほしいと灰江に頼む。

高級ワインも飲んでしまったし、他でもない荻久保の頼みとあって依頼を引き受けた灰江は、令子れいこ(桜田ひより)、朝永ともなが(矢本悠馬)と共に隠し子7人について調べ始めるが、裏で因縁の相手・ハゲタカことフリーの週刊誌記者・羽毛田はげたかおる(三浦貴大)が1枚かんでいることが分かり……。果たして疑惑の真相は!?

 


相続探偵

■毎週土曜日
午後9時
※初回1月25日(土)午後9時スタート

■放送局
日本テレビ系列

 

見逃し配信・リアルタイム配信

TVer 相続探偵


 

これまでのエピソード

2025年1月期の日本テレビ新土ドラ9『相続探偵』のストーリー・あらすじと予告。

第6話「笑福湯の生前相続」3月1日(土)

借金まみれの相続探偵・灰江はいえ七生なお(赤楚衛二)は、裏世界の高利貸・金山かなやま(渋川清彦)の取り立てから逃げる途中、ドジを踏んで全身ズブ濡れに!ちょうど近くにあった馴染みの銭湯『笑福湯』でひと風呂浴びることに……。

4代目主人・ケンジイこと福田健治ふくだけんじ(本田博太郎)が営む昭和レトロな銭湯『笑福湯』は、地域で長年愛されてきたみんなの憩いの場。創業者が掲げたスローガン『大~きな風呂は、豊かな人間を育てる。そこに笑いと福あり』の言葉通り、いつもお客さんの笑顔であふれていた。……が、時代の流れと共に利用客は減少し、燃料費の高騰もあって経営は先細り。娘夫婦に後を継ぐ気はなく、ケンジイの代での廃業は避けられない。

それでも「俺に命の火がある限りは、やらせてもらうぜ」と張り切るケンジイに、長い付き合いの灰江は余計なおせっかいと思いつつ、「残された家族のことを思えば、生きているうちの相続対策こそ、大事なんですよ」とアドバイス。万が一、ケンジイが亡くなったら、当然この銭湯もなくなってしまう。現実を突きつけられて急に焦り始めるケンジイから、灰江は、銭湯を残す方法を考えてほしいと頼まれる……。

ケンジイは銭湯の他にもアパートや駐車場など土地を持ってはいるものの、娘・明子あきこ(山田キヌヲ)に言わせれば、バブルの時に建てたアパートは今やボロボロ。建て替えどころか修繕費用もなく、空室だらけ。お金もないのに銭湯を続けていくのは無理だという明子の気持ちも分かる灰江。ケンジイは「俺はただ……ご先祖さんから受け継いだこの銭湯を守りたいだけなんだ」と言うが、後継者がいないことには始まらない。

さすがの灰江も頭を抱え、令子れいこ(桜田ひより)と朝永ともなが(矢本悠馬)も途方に暮れるが……意外な救世主の出現で事態は急転!ケンジイの孫娘・真央まお(恒松祐里)が「銭湯を継ぎたい」というのだ。現役美大生で経営のド素人にもかかわらず、大好きな銭湯を守りたいと一念発起。両親の反対を押し切って銭湯を継ごうとする真央とケンジイのために、灰江は生前贈与を提案するが、思わぬ問題が生じて――。果たして灰江は、みんなの憩いの場だった銭湯を守れるか!?

 

 

第5話「京都 老舗和菓子屋の変―後編―」2月22日(土)

相続探偵・灰江はいえ七生なお(赤楚衛二)は、京都の老舗菓子匠『鳳凰』の大将・百万遍ひゃくまんべん紘一こういち(大河内浩)が残した本物の遺言書を発見。「『鳳凰』の“ブランド”は正臣に、“作業場”と“売り場”は野心に」――。その“けったいな遺言”により、100年の歴史と伝統を誇る『鳳凰』が真っ二つに分かれた。

若き天才職人として将来を嘱望される妾の子・野心やしん(白洲迅)は菓子工房を含む不動産を受け継ぎ、遊びほうけてばかりの正妻の子・正臣まさおみ(小関裕太)は『鳳凰』の看板と金融資産を相続。まさに“名”と“実”を分ける相続に正臣も野心も納得し、これで一件落着……と思われたが、東京に戻った灰江のもとに、想定外の知らせが届いた。

野心は店名を『野心』に改め、今までと変わらぬクオリティーの和菓子を提供するものの、『鳳凰』のブランド力を失ったせいで客足は伸びず大苦戦。一方、正臣の店『鳳凰べっかん』は安価でとっつきやすい和菓子が人気を呼んで好スタート。意外な経営能力を発揮する正臣は、他にも支店を次々とオープンさせて大成功しているのだ。味だけなら野心の方が圧倒的に勝っているのに……『鳳凰』の看板がいかに価値あるものかを灰江は再認識するが、事態はさらに深刻化していく。

経営に苦しむ野心は、値下げを提案する周囲の言葉にも耳を貸さず、「金なんてなんとでもなる」と豪語。しかし、菓子作りしかしてこなかった野心に経営の才覚はなく、銀行からの融資も断られてしまう。

一方、正臣の店も、次第に「味が微妙」「鳳凰の暖簾は荷が重い」と酷評されるようになり、人気が急降下。このままでは正臣も野心も共倒れに……。現状を知った朝永ともなが(矢本悠馬)も「俺たちが本物の遺言書を見つけない方がよかったんだ」と責任を感じ始めてしまう。

そんな中、令子れいこ(桜田ひより)の耳に、京都にいる母(中島ひろ子)が緊急入院したとの知らせが届く。しかし、3年前の父の事件の時から母のことを許せないでいる令子は、母に会うのを拒み……。『鳳凰』の危機、令子と母の確執、どっちも放っておけない灰江が打ち出す秘策とは!?

 

 

第4話「京都 老舗和菓子屋の変―前編―」2月15日(土)

京都で100年以上の歴史を誇る菓子匠『鳳凰』。決して笑わない“けったいな人”で有名な大将・百万遍ひゃくまんべん紘一こういち(大河内浩)は、黄綬褒章を受賞した人間国宝級の菓子職人。息子で弟子の野心やしん(白洲迅)も若き天才職人とうたわれる逸材。

まさに“世界一の和菓子”を生み出す親子はテレビでもたびたび紹介され、野心が実は妾の子であることも周知の事実。そんな中、大将・紘一がくも膜下出血で帰らぬ人となった……。

数日後、相続探偵・灰江はいえ七生なお(赤楚衛二)の事務所に、『鳳凰』の従業員・宮越みやこし多津子たつこ(床嶋佳子)が訪ねて来る。紘一の死をニュースで知った灰江に、「野心は私の息子なんです」と明かす多津子。つまり、多津子が紘一の妾……。

正妻・雅みやび(山村紅葉)がなかなか子どもを授からなかったため、多津子はいずれ結婚することを条件に紘一の子・野心を産んだ。ところがその直後、雅に嫡男・正臣まさおみ(小関裕太)が誕生。多津子と紘一の結婚はなくなり、以来、多津子は妾として雅からずっと邪魔者扱いされてきたという。

それでも地道に和菓子の修行を積んできた息子・野心。一方、正臣はろくに働きもせず花街通いをしているともっぱらのウワサ。……それなのに!紘一の遺言書には『すべての財産を正妻・雅と嫡男・正臣に各2分の1の割合で相続させる』とあり、店は雅と正臣のものに……。納得できない多津子は、生前、紘一からまるで違う話を聞いていたため、遺言書は偽物だと主張。「私が聞いたんは、『鳳凰』という『ブランド』を正臣に、『作業場』と『売り場』を野心に、と」――その言葉を聞いた灰江は、「まさに生前、けったいな人と言わしめた百万遍紘一氏らしい、なんともけったいな遺言だ」と合点し、遺言書が偽物であることを証明してほしいという多津子の依頼を引き受け、令子れいこ(桜田ひより)と朝永ともなが(矢本悠馬)を連れて、いざ京都へ!

令子とっては久々となる地元・京都への帰省だが、なぜかその表情は硬く……。令子の過去に一体何が?医大を休学中のワケは?令子と灰江の出会いが明らかに……!そして紘一が残した“けったいな遺言”が、思いも寄らない事態を引き起こす!!

 

 

第3話 「マリーアントワネットの相続」2月8日(土)

相続探偵・灰江はいえ七生なお(赤楚衛二)とアシスタントの令子れいこ(桜田ひより)は、朝永ともなが(矢本悠馬)の様子がいつもと違うことに首をひねる。今まで毎日のように灰江の事務所に入り浸っていたのに、近頃はめったに顔を出さなくなり、たまに現れたかと思えばボーっとしているだけ。

心配になった灰江が朝永の後をこっそりつけると、朝永は1人でいそいそと猫カフェに入っていく。どうやら、猫カフェの女性店長に恋しているようで……。

そんな中、灰江は、コーヒー仲間で将棋道具店の店主・加藤かとう香車きょうしゃ(でんでん)から希少なコーヒー豆が手に入ったという連絡を受け、朝永と2人で香車の家へ向かう。香車は物忘れが多くなったものの、「カッカッカ!」という豪快な高笑いは健在。さっそくコーヒーをいただく灰江は、久しぶりに香車と一局交えようとする……と、そこに若い女性が現れ、途端に朝永が色めき立つ!「まさか、こんなところで……」と胸が高鳴る朝永。なんと女性は、朝永が恋している猫カフェの店長・ソフィー(トラウデン直美)だった!実は香車も、彼女が取り組む保護猫のボランティア活動に共感して猫カフェに通い詰め、それがきっかけで黒猫をもらい受けることになったらしい……。

ところがその3日後、香車が突然、息を引き取った。死因は虚血性心疾患。「あんなに元気だったのに」とショックを受ける灰江たちは、通夜の席で、香車の一人息子・加藤かとう金斗きんと(和田聰宏)と初めて顔を合わせる。IT会社を経営している金斗は忙しさにかまけてほとんど実家に姿を見せず、香車とは長年疎遠だったという。そんな状態でも、香車の遺産はすべて金斗のもの……であるはずが、香車が残した遺言書を見た一同は、その衝撃的な内容に騒然――『敷地、建物、預貯金など、すべての財産をマリーアントワネット様に遺贈します』――。

財産をあの歴史上の人物に遺贈!?親族たちが「ボケて書いただけでは?」と本気で取り合わない中、遺言書を確認した灰江は「書式も書体もしっかりしている。こりゃあながちボケて書いたとは言い切れませんよ」と指摘。だとしたら、香車はなぜこんな前代未聞の遺言を残したのか!?灰江がたどり着く真実とは――!?

 

 

第2話「その女、危険につき」2月1日(土)

元弁護士の深い知識と鋭い嗅覚でどんな相続トラブルも解決する相続探偵“ハイエナ”こと灰江はいえ七生なお(赤楚衛二)。しかしその腕前とは裏腹に、事務所は赤字続きで火の車……。「先生の借金て、一体いくらあるんですか!?」。アシスタントの令子れいこ(桜田ひより)が金切り声を響かせていると、事務所に新たな依頼人がやって来る。

大手生命保険会社『大国生命』の鬼頭きとう倫りん(矢柴俊博)と、中学生の恵蒜えびる真琴まこと(毎田暖乃)。まだあどけなさの残る真琴は、先月都内で亡くなった資産家・島村しまむら武三たけぞう(寺井義貴)の実の娘だと言う……。

真琴の母と武三は数年前に離婚し、現在、真琴は母と2人暮らし。一方の武三は4カ月前に再婚したが、先月、心筋梗塞で急逝。資産家だった武三は、3億円の保険金と7億円近い資産、あわせて10億円もの遺産の全てを、未亡人となった後妻・島村しまむら紗流さりゅう(宮内ひとみ)に相続させるという遺言書を残していたという。
「紗流……これが、うわさの……」。その名に聞き覚えのある灰江は、鬼頭から渡された紗流の写真を見て息をのむ。銀座のクラブでホステスをしていた紗流は、狙った男を必ず沼らせる魔性の女。過去にも結婚と死別を繰り返し、高額な生命保険支払金を何度も受け取っている要注意人物なのだ。

おそらく武三は紗流によって殺されたに違いないとみる灰江たち。しかし、遺体から毒物などは検出されず、不審な点は見当たらない。遺言書と保険契約書も武三の自筆と断定され、偽装の痕跡なし……。「母はゼロで、あんな女に。クソだな、法律って」――離婚してから苦労しっぱなしの母に1円も入らないことが悔しい真琴と、なんとしても紗流の化けの皮を剥ぎたい鬼頭は、灰江に真相解明を依頼。「1千万円、お支払いします。これが殺人かどうか、改めて調べてほしいのです」――。規格外の報酬金額に、令子は舞い上がり、「お引き受けします!」と2つ返事でOKしてしまうが……。

“完璧な突然死”を覆し、灰江は後妻業の女の悪事を暴けるか!?その先に待つ予想外の結末とは!?

 

 

 

第1話「或る小説家の遺言」1月25日(土)

「あんたの遺産は泣かせねえぜ」――。遺産相続に関する深い知識と鋭い嗅覚で相続にまつわる難事件を解決する相続探偵・灰江はいえ七生なお(赤楚衛二)、人呼んで『ハイエナ』!

“遺言書は愛する人に出す最後の手紙”をモットーに故人の遺志を最大限尊重する灰江は、遺産相続を扱わせたら天下一品。休学中の医大生・アシスタントの三富令子(桜田ひより)と元警視庁科捜研のエース・朝永秀樹(矢本悠馬)と共にどんなトラブルも解決に導くが、なぜか事務所の経営は年がら年中、火の車。実は東大法学部出身の灰江は弁護士として活躍していたのだが、ワケあって今は弁護士会を追われていて…。

ある日、大物ミステリー作家・今畠忍三郎(橋爪功)が残した莫大な遺産を巡る相続トラブルの現場に遭遇した灰江。ガンを患い他界した今畠の遺産は、長女・市香(佐藤仁美)、次女・双葉(うらじぬの)、三女・美樹(松井愛莉)の三姉妹に渡ると思われたが、今畠はビデオメッセージに衝撃の遺言を残していた――『財産の全てを、わしの老後の面倒をすべて見ていた、秘書の桜庭真一氏に相続させる』――なんと血のつながった娘たちではなく、長年秘書として仕えてきた桜庭真一(髙嶋政伸)に相続させるというのだ!父の死よりも遺産にしか興味のなかった三姉妹は憤り、遺書は桜庭が無理やり残させたのではないかと疑いをかけるが、桜庭はそれを否定する。

しかし、映像での遺言は法的に無効。今畠はそのことを知りながら、あえてビデオメッセージで遺言を残していた。それは一体なぜなのか?灰江は、遺言ビデオに映る不可解な点に気付き……!?

 

 

 

 

キャスト・配役・人物相関図・制作

キャスト・配役

  • 灰江七生 33歳
    赤楚衛二
    遺産相続専門探偵。灰江相続調査事務所を営む。元エリート弁護士。
  • 三富令子 24歳
    桜田ひより
    灰江相続調査事務所のアシスタント。京都の大学を休学中の医学部生。
  • 朝永秀樹 30歳
    矢本悠馬
    元警視庁科捜研のエース研究員。今は民間の鑑定会社に勤めている。
  • 福士遥(ふくし はるか) 33歳
    落合モトキ
    灰江を一方的にライバル視する人気弁護士。
  • 今野(こんの) 51歳
    石井正則
    灰江行きつけの喫茶店のマスター。
  • 金山竜(かねやま りゅう) 50歳
    渋川清彦
    灰江にお金を貸している高利貸。
  • 羽毛田香(はげた かおる) 38歳
    三浦貴大
    週刊誌のフリーライター。通称「ハゲタカ」。
  • 地鶏健吾(じどり けんご)
    加藤雅也
    灰江と特別な関係を持つ謎の男。

 

人物相関図

 

第1話「或る小説家の遺言」人物相関図

 

制作

■原作
西荻弓絵(原作)・幾田羊(漫画)『相続探偵』(講談社『モーニング』所載)

■脚本
西荻弓絵

■音楽
佐藤航
Gecko&Tokage Parade

■主題歌
レイニ「ラストレター」(ソニー・ミュージックレーベルズ)

■演出
菅原伸太郎
長沼誠

■チーフプロデューサー
松本京子

■プロデューサー
島ノ江衣未
石井満梨奈(AX-ON)
本多繋勝(AX-ON)

■協力プロデューサー
次屋尚
吉川恵美子(AX-ON)

■制作協力
日テレアックスオン

■制作著作
日本テレビ

 

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